8,000件配った私の結論から言います。
「大宮は稼げる」というネットの噂は、現場を知らない素人の幻想です。
「埼玉の中心地だから大宮が一番鳴るはず」
そう思って大宮駅周辺へ遠征しようとしているあなた、ちょっと待ってください。
実は大宮エリア、「駅周辺以外は過疎」「バイクを止める場所がない」「飛ばされた先が虚無」という、初心者殺しの三重苦エリアなのです。
今回は、川口を拠点とする私が実際に大宮で稼働して痛感した「リアルな時給」と、それでも大宮で稼ぐための「生存戦略」を包み隠さず公開します。
こんな方におすすめ
- 大宮駅周辺で稼働しようか迷っている
- 「大宮は稼げる」という噂の真偽を知りたい
- 駅周辺の渋滞や駐輪場所に不安がある
なぜプロは「大宮エリア」を低評価するのか?【3つの致命的欠点】

単刀直入に言うと、大宮エリアのポテンシャルは川口や浦和に劣ります。
私がこう断言する理由は、実際に走ってみて感じた以下の3つの致命的な欠点があるからです。
1. 駅周辺以外は「過疎」の現実
大宮駅の半径1km圏内は確かに加盟店が多いです。
しかし、そこを一歩出るとどうなるかご存知でしょうか?
- 北側(上尾方面): 住宅街が続き、加盟店が激減。
- 西側(三橋方面): 浦和エリアと同様の住宅街。首都高下に店はあるが点在している。
- 東側(見沼方面): ここが一番の鬼門。住宅街を抜けるとすぐに「田んぼ」が広がり、ドロップ後のピックアップは絶望的。
つまり、「安定して数珠(連続配達)が狙えるのは大宮駅周辺とさいたま新都心のみ」というのが、6年走った私の見解です。
どこへ飛ばされてもリカバリーが効く都内や川口とは、そもそもの「守備範囲」の広さが違うのです。
2. 東口商店街の「駐輪・ピックアップ」が高難易度すぎる
大宮で稼働したくない最大の理由がこれです。
稼げる加盟店は「東口の商店街」に集中していますが、このエリアはバイクを駐輪できるスペースが絶望的にありません。
商店街の東側の道路はピックアップのために一時停車しようものなら、即座に交通の妨げになります。
私が東口の案件を取る時は、あえて「商店街のさらに東側の交通量が少ない道」か、思い切って「西側の広い道」にバイクを止め、そこから歩いて店に向かいます。
「バイクなのに歩く」
このタイムロスは、時給換算すると大きな痛手です。
西側に止めようにも、線路を越えるための移動でまた渋滞にハマる…。正直、ストレスは半端じゃありません。
3. 期待の「さいたま新都心」も実は罠
「じゃあ、隣のさいたま新都心なら道も広いし稼げるのでは?」
そう思うかもしれませんが、ここにも罠があります。
メインの「コクーンシティ」は3つの棟に分かれており、ピックアップ場所の把握だけで一苦労。
さらに厄介なのが「スーパービバホーム」内の加盟店です。
ここは「従業員用駐輪場」への駐輪を指示されるのですが、その場所がなんと店舗入口の真裏。
バイクを止めてから店にたどり着くまでに、平気で5分以上かかります。
初心者が安易に「新都心なら楽そう」と思って近づくと、この「商業施設迷路」で時間を溶かすことになります。
これなら、川口の路面店を回っている方がよっぽど効率が良いです。
それでも大宮で稼ぐなら?「地蔵場所」と「ルート」の正解

ここまで散々こき下ろしましたが、それでも「家が近いから大宮で稼ぎたい」という方もいるでしょう。
そんなあなたのために、私が大宮で稼働する際に使っている「生存戦略」を伝授します。
初心者は「大宮駅東口ロータリー北側」で地蔵せよ
もし大宮駅周辺で待機(地蔵)するなら、場所は一択です。
「大宮駅東口ロータリーの北側の道路(商店街の西側)」へ向かってください。
このエリアなら比較的安心して一時駐輪ができ、東口の加盟店へもアクセスしやすいです。
また、西側へ呼ばれた際も、近くの陸橋を使ってすぐに移動できます。
間違っても「南銀座(ナンギン)」のど真ん中で地蔵してはいけません。
客引きとタクシーと警察だらけで、精神を削られるだけです。
狙い目は「そこにしかない店」のロング&深夜
大宮の唯一のメリットは、「大宮にしかない人気店」からのロングドロップ案件があることです。
5km以上のロング案件は単価が高く、一撃の破壊力があります。
また、大宮は学生や単身者が多いため、深夜でも注文が鳴り止まないことがあります。
「渋滞が解消された深夜帯」に絞って稼働するなら、大宮のポテンシャルを活かせるかもしれません。
【上級者向け】大宮を「帰宅ルート」として利用する越境テクニック

最後に、私のような「川口拠点」の人間がどう大宮を使っているか。
それは「稼ぐ場所」ではなく「通過する場所」として割り切ることです。
見沼に飛ばされたら「122号線」で川口へ帰還せよ
大宮稼働で一番恐ろしい「見沼方面へのドロップ」。
もしこれを受けてしまったら、無理に大宮駅へ戻ろうとしてはいけません。
私なら、そのまま「国道122号線」を目指します。
見沼の田んぼの中を通る道から122号へ出れば、信号がほとんどない快走路を使って、浦和経由よりも圧倒的に早く川口へ帰還できます。
この「見沼ルート」を知っているかどうかで、埼玉南部の稼働効率は劇的に変わります。
私の案件ジャッジ基準(大宮版)
8,000件配達してきた私の、大宮エリアでの判断基準は以下の通りです。
- 上尾方面(北)へのロング: 絶対拒否。帰りの便が拾えず、ただのツーリングになるから。
- 川口・浦和方面(南)への案件: 全受け。安くても「帰宅便」として利用できるため。
- 大宮駅西側のショート: 渋滞状況を見て判断。夕方は避ける。
自分の現在地と「帰りたい方向」を常に意識し、大宮という「迷宮」に閉じ込められないように立ち回るのがプロの鉄則です。
まとめ:大宮は思考停止で稼げる場所ではない
結論として、大宮は「とりあえず行けば稼げる」という甘いエリアではありません。
複雑な道路事情、駐輪の難しさ、エリアによる過疎の差……これらを理解して攻略できる人だけが生き残れる場所です。
もしあなたが初心者なら、まずは道が広くて走りやすい川口や浦和エリアで基礎を固めることをおすすめします。
それでも大宮へ挑むチャレンジャーは、今回紹介した「東口北側の地蔵ポイント」と「見沼からの脱出ルート」を武器に戦ってみてください。
くれぐれも事故には気をつけて。整備は自分で行い、万全の状態で挑みましょう。